東松島市牛網・矢本西地区公園整備事業への支援

東松島市は震災により、市街地の65%が浸水し、市内の家屋被害が10,000戸以上にも及び、道路や公共施設なども市内全域で大きな被害を受けました。その東松島市では、多くの公園に仮設住宅が建設され、子供たちの遊び場が減少している状況が続いていました。仮設住宅が建設されていない公園では、一部遊具や設備の老朽化により、安心・安全に遊べる状態ではない公園もあります。支援対象である牛網地区・矢本西地区では、市内の仮設住宅で震災後4年間生活してきた被災者たちが移り住む移転団地が造成され、2014年より順次宅地引渡しが開始しました。移転団地には公園用の敷地が用意されましたが、宅地引渡し時には完成する見込みがありませんでした。
このような状況から、市よりSCJに対し、牛網・矢本西地区の公園整備要請があったため、支援協力を行いました。
実施にあたっては、公園が緊急時に地域住民の一時避難所としても機能を果たすべく、設備の一部に防災の要素(防災かまどベンチ/防災テント付き休憩所/ソーラー電灯の設置)を盛り込み、公園を中心とした地域の防災活動が推進することもこの事業の目的と掲げました。
更に、地域の子ども達や大人が、公園の遊具選定やデザイン決定に主体的に関わったことで、公園への愛着もわき、公園の維持管理についても地域住民の方が積極的に携わっています。

~公園のデザインコンテストからオープニングセレモニーのようす~

東日本大震災寄付金ご報告

今までの寄付金合計金額
¥100,763,000

(2015年5月1日現在)